みなさんはラーメンは好きですか?好きですよね?
…それではハズレのラーメン屋さんに入っちゃったことはありますか…?「ハズレ」という意味も複数ありますので、ここでは「期待外れ」という意味としましょう。
「今日はラーメンをブチ決めるぞ!!」と思ったら、業務用スープのチェーン店だったり、ラーメン片手間のお店だったり、単純に味がアレだったり…。期待ハズレの経験は誰しもあるはずです。貴重なラーメンチャンスを無駄にしてほしくありません。
このページでは、学生時代をほぼラーメンで過ごし、旅行先、遠征先では必ずラーメンを選び、都内で7年間ラーメン屋開拓を続けた私の経験から、絶対に外すことすらできないラーメン屋の選び方をお伝えします。
旅行先ではラーメン屋の選びのミスをできない
これを書く前に、いくつかラーメン屋の選び方コラムを読みました。
他のまとめサイトやブログの記事にもこういった「ラーメン屋の選び方3選」みたいなのはあったのですが、店に入ってからじゃないと分からないことばかり…。
ですが、店に入ってから分かっても意味ないですよね?
食べてから評価を下すんじゃ意味ないですよね?
地元でラーメン屋を開拓していくのなら、ハズレを引いてもそれは一興。
ですが、旅行先ではぜっっっっっったいにミスできません。滞在時間は限られていますし、旅行や聖地巡礼で入れる飲食店の数は有限だからです。
サラッと読んだんですが、ぶっちゃけ旅行先では通用しないな〜と思ったんで旅行先、一発失敗できない状況で選んできた基準を紹介していきます。
ラーメン屋の選び方の前提
私の考える「ラーメン屋の選び方」の前提です。
旅先で最高のお店を探すために、ほんのちょっとだけこだわった条件となっていますので、サラッと読んでいってください。
店に入る前の情報で判断できること
店に入ってから良さそうなお店か判断するようでは遅いです。
店に入るまでの情報で判断することを前提とします。
一度お店に入ってから、引き返すことはなかなかできないですよね?お店にも失礼ですし、迷惑になりかねません。お店も自分も不要な負担がかからないよう、店外から得られる情報で判断します。
とにかく初見で外さないこと
先にも述べましたが、旅行先で入れるお店の数は有限です。
ですので、とにかく初見で外さないことに重点を置いています。
せっかくの旅行でお店選びを失敗してしまうと、過去の自分の判断を悔いることとなり、かなーり気分が沈みます。(お店は悪くないです。悪いのは自分の判断力)最高の思い出にするためには、外さないことが重要です。
あくまで法則。当てはまらなくてもうまい店はある
これから書いていく選び方は、あくまで「法則」です。
もちろん例外はありますし、当てはまらなくてもうまいお店もたくさん知ってます。
あくまで、旅行先で失敗する可能性を極限まで低くできる法則の一例として参考にしてもらえればと思います。
ラーメン屋の選び方3項目
前置きが長くなりました。
旅行先でもちゃんとうまい店を見つけ出せるラーメン屋の選び方を紹介していきます。ポイントは3つ。順番に解説していきます。
①スープを炊いてる香りがする
お店周辺にスープを炊いている香りがするかをチェックします。
ラーメン屋はスープの準備方法で2種類に分けられます。スープを自前で炊いてるお店を選べれば、うっかりチェーン店だったというケースを避けられます。
②工場で作られたスープ(業務用スープ)を店で温めて出す店
①は、その意味まんま。店舗でスープを作っています。豚骨系だと臭いという人が多いですが、それはおいしさの証拠とも言えます。もちろん、店舗でスープを作っているお店が全て美味しいとは限りません。が、まずは予選突破。おいしいラーメンへの期待を高めていってください。
②は、チェーン店に多く見られる方式です。工場から運ばれてきた出来上がったスープを厨房で温めます。「セントラルキッチン」も呼ばれている方式です。麺だけ茹で、盛り付けを行うイメージですね。私が昔ちょっとだけ働いた「一蘭」もこの形式です。オリジナリティはありませんが、味がブレないメリットもあります。
②地元のお客さんが多い
地元のお客さんが多いかどうかが判断ポイントの一つです。
どんなに宣伝がうまくても、地元の人の舌は騙せません。
店内に活気が溢れているだけじゃ、本当にうまい店か判断するのは難しいです。広告費をかければ観光客も呼べますからね。見栄えのいいチェーン店も増えてきてますし。
ちょっと難しいですが、お客さんが地元の人だと判断できる要素もたくさんあります。ラフな服装の人、学生さん、駐車場の車のナンバー、明らかな観光客はいないかなど…。観光地っぽいところであればあるほど、分かりやすくなりますね。
じーっと店内を伺うようにしてしまうと圧倒的に不審者になってしまうので、ちらっと伺う程度に留めましょう。観察眼を養っていけば分かるようになってきます。
少し難易度は高いですが、地元の人に愛されている店だと確信できれば、最高の店である可能性は一気に高まります。
③外観に必要以上にお金をかけていない
外観に必要以上にお金をかけていないかを確認します。…と同時に、見覚えのあるフォントの看板をぶら下げていないかも確認しましょう。
目的としては、チェーン店を避けるためです。
チェーン店が絶対悪というわけではないのですが、旅行・遠征先ではできればその土地ならではのお店に入りたいですよね?チェーン展開しているお店の本店などはちょっと別になりますが。
気をつけたいのは以下のような要素です。
・壁にチラシがびっしり貼ってある
・やたら凝ったメニューボード
・店外をのぼりが囲んでいる
・店内にポエム
本当にうまい店は、外観に言うほどお金をかけていないことが多いです。外観よりも商品にお金をかけています。商品そのものや、口コミでお客さんが十分に見込めるからでしょう。
マーケティングの観点でいうと、一目でラーメン屋だと分かる外観にするのは正解です。ただし、それは「売るための戦略」です。「味には言うほどこだわりはない。」「とにかくラーメンを食べたい」といった人たちに向けて「ここにラーメン屋があるぞ!」というメッセージを発するためにああいった外観にしています。
まとめ│遠征先でも失敗を恐れずラーメン屋に飛び込め
ここまで、旅先で外さないためのラーメン屋の選び方を語ってきました。いかがだったでしょうか?当たり前だろアホか?…と思った方もいらっしゃるのでは…?と思います。
最近では、レベルの高いチェーン店が増えてきています。そのため、「食べログなどを読んで高評価だから入った…!おいしかったけど、よく調べたら東京にもあるじゃん!」…といったケースも珍しくなくなってきます。
おいしいラーメンを食べる…という意味では失敗していません。が、その土地でしか食べられない、その土地の職人がこだわり抜いたラーメンを食べる!…というのも旅の醍醐味ですよね?
上の3法則は100%正解に導けるような法則ではありません。大切なのは、普段からお店を観察し、選び抜くめを磨き続けることです。このページで語ってきたことも、すべてが正しいとは思ってはいませんが、どこか1つでも、あなたの観察眼を磨く材料に慣れば幸いです。
「他にもこんな選び方があるぞ・・・!」という貴重なご意見をくださるかたは、是非コメントにてお願いします…!
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